GUI の使い方

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macOS では、このマニュアルの Ctrl を Cmd に読み替えてください。

ウィンドウの構成

メインウィンドウ

ファイルはそれぞれ別のウィンドウで開きます。Window メニューに開いているウィンドウが一覧表示され、切り替えられます。

ファイルを開く

すでにファイルを表示しているウィンドウから開いたファイルは、新しいウィンドウで開きます。File → Close(Ctrl+W)でウィンドウを閉じ、 File → Quit(Ctrl+Q)で TableSkim を終了します。

行はバックグラウンドで読み込みます。表はすぐに表示され、まだ読み込んでいないセルは読み込まれ次第埋まっていきます。その間もウィンドウは操作できます。

移動と選択

コピー

Edit → Copy(Ctrl+C)で、選択したセルをタブ区切りテキスト(TSV)としてコピーします。表計算ソフトにそのまま貼り付けられます。非表示の列は含まれません。セル内のタブと改行は空白に置き換え、二重引用符で始まるセルは貼り付けたときに元の値に戻るよう引用符で囲みます。選択範囲にまだ読み込まれていない行があると、その行は飛ばし、何行コピーしたかをメッセージで知らせます。

指定した位置へ移動

Edit → Go To...(Ctrl+G)で次の場所へ移動できます。

Go To ダイアログ

サイドバー

View → Show sidebar でサイドバーを表示・非表示にします。検索、フィルタ、列の統計を使ったときにも自動的に表示されます。左端をドラッグすると幅を広げられます。

Content ペインには、選択中のセルの値全体をペインの幅で折り返して表示します。長い文字列を読むのに便利です。セルをダブルクリックすると開きます。

Content ペイン

並べ替え

列見出し右端の 並べ替えボタン(小さな矢印)をクリックすると、その列で並べ替えます。1 回目で昇順、2 回目で降順、3 回目でファイルの順序に戻ります。見出しの矢印が現在の向きを示します。ある列で並べ替えると、それまでの並べ替えは解除されます。

Age 列で降順に並べ替えたところ

列見出しを右クリックすると列メニューが開きます。Sort Ascending(昇順)、 Sort Descending(降順)、No Sort(並べ替えなし)のほか、フィルタ、統計、ヒストグラム、列の非表示と固定の項目があります。

列見出しのメニュー

値の比較方法(数値、日付、文字列、空のセル)は 並べ替え・フィルタ・検索・統計 で説明しています。

フィルタ

チャートで選んだ範囲は Additional narrowing(追加の絞り込み)として別に保持され、 Match: Any(OR)の場合も、通常の条件全体に AND で適用されます。通常の条件を編集しても選択範囲は保持されます。Additional narrowing (...) - Clear で選択範囲だけを解除し、Clear で両方を解除します。さらに範囲を選ぶと、残った行を絞り込みます。

クイックフィルタ

セルを右クリックして Filter: = "値" を選ぶと、その列が同じ値の行だけを表示します。Filter: ≠ "値" を選ぶと、その値の行を除きます。クイックフィルタは、現在のフィルタに条件として追加されます。

クイックフィルタのあるセルメニュー

Filter ペイン

Edit → Filter...(Ctrl+Shift+F)、または列メニュー・セルメニューの Filter by This Column... で Filter ペインを開きます。

2 つの条件を設定した Filter ペイン

フィルタの演算子

演算子は contains(含む)、not contains(含まない)、=、≠、<、 ≤、>、≥、is empty(空)、is not empty(空でない)、matches、 not matches(正規表現)、is a number(数値)、is a date(日付)です。比較はセルの型に従います。数値は数値として、日付は日付として比較し、= 2024-01-31 はその日のどの時刻にも一致します。詳しくは 並べ替え・フィルタ・検索・統計 を参照してください。

Edit → Clear Filter、または列メニュー・セルメニューの Clear Filter でフィルタを解除します。

検索

Edit → Find...(Ctrl+F)で Search ペインを開きます。文字列を入力して Enter を押すか Search をクリックします。

「watanabe」を検索したところ

列の統計

Edit → Column Statistics(Ctrl+Shift+I)、または列メニュー・セルメニューの Column Statistics で、現在の列の Statistics ペインを開きます。上部の一覧から別の列を選べます。

Salary 列の統計

ヒストグラム

どのグラフを使い、どう読むかは、グラフと集計 で例とともに説明しています。

Edit → Histogram...(Ctrl+Shift+H)、または列メニュー・セルメニューの Histogram で、現在の列のヒストグラムを別ウィンドウで開きます。上部の Column 一覧から別の列を選べます。その横には「53 numbers in 30 bins, 1 empty」(53 個の数値を 30 区間に集計、空 1 件)のように集計内容が表示されます。

Salary 列のヒストグラム

日付の列のヒストグラム(2 年ごとの区間)

ヒストグラムは常にシートの現在の表示に追従します。Filter ペインなどでフィルタを変えると計算し直され、概要に「(filtered rows)」と表示されます。下の図は 1994〜1995 年の棒をダブルクリックしたところです。シートにはその 6 行だけが表示され、ヒストグラムはそれを月ごとの区間で表示しています。

棒をダブルクリックした後:絞り込まれたシートとそのヒストグラム

文字列の列では 1 本の棒が 1 つの値に対応し、ダブルクリックするとその値で絞り込みます。

文字列の列の最頻値

区間の決め方は 並べ替え・フィルタ・検索・統計 で説明しています。

Save Image... で、グラフを PNG か SVG ファイルに書き出します(名前の拡張子、またはダイアログで選んだ種類で決まります)。画像はウィンドウに表示されているとおりの大きさのグラフで、軸の下に列名が入ります。

散布図と二次元密度分布

Edit → Scatter Plot...(Ctrl+Shift+P)、または列メニュー・セルメニューの Scatter Plot で、2 つの列の関係を別ウィンドウに描きます。2 列以上を選択しているときは最初の列が X、最後の列が Y になります。そうでなければ、数値か日付を含む列を(現在のセルの周りの行から判断して)選びます。Y は現在の列か、それに最も近いそのような列、X は Y の左で最も近いそのような列(なければ右の列)です。上部の X と Y で列を、Show で表示の種類を選びます。

2 つの数値の列の散布図

Y は数値か日付である必要があります。X は数値・日付のほか、テキストでもかまいません(下の X がテキストのとき:箱ひげ図 を参照)。どちらかの値が空、または別の種類の値である行は描かれず、概要に「skipped」として数えられます。

概要の下の行には、r = 0.0945, R² = 0.0089, y = 2641.23 x + 744351 のように 2 つの列の関係の強さが表示されます。ピアソンの相関係数 r(−1〜1)、その 2 乗の R²、最小二乗法による回帰直線です。点の抽出ではなく、描いたすべての行から計算します。Regression line でその直線をグラフに描きます。日付の列では値がマイクロ秒単位になってしまうため、直線の式は表示しません。

同じ列の二次元密度分布

ヒストグラムと同じく、グラフはシートの現在の表示に追従するので、絞り込んだ後は残った行で描き直されます。Edit → Clear Filter ですべての行に戻ります。詳しくは 並べ替え・フィルタ・検索・統計 を参照してください。

X がテキストのとき:箱ひげ図

X の列がテキスト(都市名や部署名など)のときは、その値がカテゴリになり、カテゴリごとに列を割り当てます。多い順に上位 30 個の値と、残りをまとめた (other) です。このとき Show は Box Plot に切り替わります(Box Plot はこのときだけ選べます)。

City ごとの Age の箱ひげ図

カテゴリには相関係数や回帰直線はなく、長方形のドラッグもできません。

グラフの保存

Save Image... で、グラフを表示どおり(グラフの種類、色の目盛り、回帰直線、軸の見出しの列名)に PNG か SVG ファイルに書き出します。種類は名前の拡張子(.png か .svg)、またはファイルダイアログで選んだ種類で決まります。SVG ファイルでは線や文字がどの大きさでもくっきり表示されます。散布図の点は、SVG の中に画像として入ります。

集計(Group By)

例を交えた使い方は グラフと集計 も参照してください。

Edit → Group By...(Ctrl+Shift+G)か、列メニューの Group By… で、現在のシートの行をいくつかの列の値ごとに数え、結果を Group By という新しいシートに表示します。ピボットテーブルや SQL の GROUP BY に当たる機能です。

Group By ダイアログ

結果はグループごとに 1 行で、グループの値の並べ替え順に並びます。列は、グループ化した列、count(グループの行数)、そして要約した列と関数ごとの Salary sum のような列です。現在の表示の行を対象にするので、フィルタに従います。

City ごとの行数と Salary の合計・平均

Group By シートは、ほかのシートと同じように並べ替え、フィルタ、エクスポート、さらに集計ができます。もう一度集計すると置き換わります。結果はその時点のスナップショットで、元のシートが変わっても更新されませんが、ファイルを再読み込みしても残ります。空のセルはそれだけで 1 つのグループになります。値の比較方法は 並べ替え・フィルタ・検索・統計 を参照してください。

列の非表示と固定

列を隠す

列見出しを右クリックして Hide Column を選びます。複数の列を選択しているときにそのうちの 1 つを右クリックすると、Hide Columns で選択した列をまとめて隠せます。View → Show All Columns(または列メニューの Show All Columns)で再び表示します。

隠した列は、カーソル移動、コピー、エクスポートでは飛ばされます。並べ替え、フィルタ、統計には引き続き使えます。

列を固定する

列見出しを右クリックして Freeze Columns up to Here を選ぶと、その列とそれより左の列が、横にスクロールしても動かなくなります。列メニューの Unfreeze Columns か View → Freeze Columns で解除します。少なくとも 1 列は固定せずに残す必要があります。

ID と Name を固定して右にスクロールしたところ(Email 列は非表示)

列の型と表示形式

TableSkim は最初に読んだ 1,000 行から各列が何を含んでいるかを判断し、見出しに印を付けます:数値は #、日付・日時は @、真偽値(TRUE / FALSE)は ?。テキストや混在した列には印を付けません。テキストのセルは読み取れる型として数えるので、42 や 3.5 が並ぶ CSV の列は数値の列です。値の 90% がそろっていれば、紛れ込んだ値(数値の中の - など)があっても型は変わりません。

列見出しのメニューの Format で、列の値の表示方法を変えられます。サブメニューの 1 行目には「Type: Number (whole numbers)」のように列の型を表示します。

列の Format メニュー

複数の列を選択しているときにそのうちの 1 つを右クリックすると、選択した列すべてに適用します。テキストとして保存された数値や日付も整形します。変わるのは表示だけで、並べ替え、フィルタ、コピー、エクスポートは元の値を使います。表示形式はこのウィンドウのシートごとに保持され、ファイルを再読み込みしても残ります。

シート

Excel ブックやデータベースでは、ワークシート・テーブル・ビューごとのタブがウィンドウ下部に並びます。タブをクリックして切り替えます。並べ替え、フィルタ、非表示・固定の列はシートごとに保持されます。

Excel ブックのワークシート

SQL の実行

DuckDB、SQLite、Parquet、JSON ファイルでは、Edit → Run SQL... (Ctrl+E)で SQL ウィンドウを開きます。クエリを入力して Run (Ctrl+Enter)を押すと、結果が SQL Result という新しいシートに表示されます。

クエリとその結果

SQL ウィンドウには履歴(History、Ctrl+Up / Ctrl+Down)と補完(Tab)があります。詳しくは SQL の実行 を参照してください。

エクスポートと変換

どちらも Cancel ボタン付きの進捗ダイアログを表示して実行します。詳しくは エクスポートと変換 を参照してください。

セルの編集

CSV / TSV と Excel ファイルのセルは、編集モードでだけ変更できます。Edit → Edit Mode(Ctrl+Shift+M)で編集モードを切り替え、編集モード中はタイトルに [Editing] と表示します。編集モードでは、F2、Enter、文字入力、ダブルクリックでセルを編集し、Delete で選択したセルを空にします。Edit → Paste(Ctrl+V)でタブ区切りテキストを貼り付け、Edit → Undo / Redo で変更を取り消し・やり直し、File → Save(Ctrl+S)か File → Save As...(Ctrl+Shift+S)で保存します。編集したセルは保存するまで緑色で表示します。詳しくは セルの編集 を参照してください。

変更されたファイルの再読み込み

再読み込みの後、SQL の結果シートは最後のクエリを実行し直して更新されます。保存していない編集があるときは、Revert は破棄してよいか確認し、Auto Revert は読み直しません(その間にファイルが変更されると、タイトルに (changed on disk) と表示します)。

表示オプション

View メニュー:

View メニュー

項目効果
Use monospace fontセルを等幅フォントで表示する
First Row先頭行を Auto(見出しらしければ列名)、Header(列名)、Data(データ)のどれとして扱うか(CSV / TSV / Excel)
Skip lines starting with ##テキストファイルの ## 行を読み飛ばす(VCF では既定でオン)
Text EncodingCSV / TSV の文字コード:UTF-8、UTF-16LE、UTF-16BE、Shift_JIS(CP932)
Show All Columns隠した列を再び表示する
Freeze Columns選択中の列までを固定する、または固定を解除する
Show sidebarサイドバーを表示・非表示にする
Theme外観を Fluent、Basic、Plastic、GTK+、Gleam、Oxy から選ぶ

現在のファイルに当てはまらない項目(Parquet ファイルでの見出しの設定など)は選択できません。

メニュー一覧

File メニューショートカット
Open...Ctrl+O
Open Recent
CloseCtrl+W
Save(編集モード)Ctrl+S
Save As...(編集モード)Ctrl+Shift+S
Revert
Auto Revert
Follow End of FileCtrl+Shift+T
Export View...Ctrl+Shift+E
Convert to Parquet / DuckDB...
Show File in File Browser
Quit(macOS ではアプリケーションメニュー)Ctrl+Q
Edit メニューショートカット
Undo(編集モード)Ctrl+Z
Redo(編集モード)Ctrl+Shift+Z
CopyCtrl+C
Paste(編集モード)Ctrl+V
Find...Ctrl+F
Go To...Ctrl+G
Filter...Ctrl+Shift+F
Clear Filter
Column StatisticsCtrl+Shift+I
Histogram...Ctrl+Shift+H
Scatter Plot...Ctrl+Shift+P
Group By...Ctrl+Shift+G
Run SQL...Ctrl+E
Edit ModeCtrl+Shift+M

File メニュー Edit メニュー

Help メニューショートカット
User ManualF1
About...

Help → User Manual(F1)で、このマニュアルを別ウィンドウで開きます。システムの言語が日本語なら日本語版、それ以外では英語版を表示し、右上の一覧で言語を切り替えられます。Back / Forward(Alt+Left / Alt+Right)で前に見たページに戻り、Contents で目次に移動します。マニュアルは TableSkim に組み込まれているので、オフラインでも使えます。

Help → About... でバージョンと、同梱しているサードパーティソフトウェアとフォントのライセンスを表示します。